レッスン直後の生徒の感想
■なぜ現在進行形が近い未来のことを表すのか?
現在進行形が近い未来を表すこともある、というのは英語の授業で習ったことがあるかと思います。
例えばI’m leaving Tokyo tomorrow.は、「私は明日東京を出発します。」という意味ですけど、このセリフを言っている人は、今現在はまだ東京にいて、出発しているわけではありませんね。
そうするとどうしても、leavingっていう現在進行形が、今現在のことじゃなくて、明日っていう未来のことを表す理由がうまく理解できない、という人もいるかと思います。
■日本語でも「現在進行形で未来のことを表す」?
しかし、この「現在進行形が、近い未来のことを表す」っていうのは、実は日本語でも、全く同じである。ということが分かると、このことが少し理解しやすくなると思います。
じゃあ、それがどういうことか、具体的な例で考えていきましょう。
例えば自分が家にいて、友達と電話で、待ち合わせの時間とか場所について話しているときに、こんなふうに言ったりすると思います。
「じゃあ駅前のスタバでコーヒー飲んでるね。」
ちょっと先に行ってコーヒー飲みながら待っているよ、みたいに言うことはありますね。
ただここでちょっと考えてみると、この男性は今どこにいるかって言ったら、スタバではなくて、まだ家ですよね。あとコーヒーもまだ飲んでいませんね。
にもかかわらず、「スタバでコーヒー飲んでるね」という現在進行形を使っています。
ではどうして、今現在まだやっていないことなのに、現在進行形を使っているのかっていうと、それは、
話している本人の頭の中では、スタバでコーヒーを飲んでいる自分が、現在進行形と同じくらい確実にイメージできているから
ということになります。
つまり、スタバに行って、コーヒーを飲むっていうのは、もちろんこれから起こる未来のことではあるんですけど、そんなに遠い未来のことではないし、本人がやろうと思えば、ほぼ確実にできますよね。
なので未来のことではあるんですけど、
コーヒーを飲んでいる自分というのが、現在進行形と同じくらいしっかりとイメージできしまう
これが現在進行形を使う理由になります。
■なぜ「近い未来」のことを表すと言われるのか?
そして、どうして未来のなかでも、近い未来のことを表す、と言われているかっていうと、それは、近い未来の方が、確実にイメージできることが多いからなんですね。
なので、かなり先のことであっても、それが確実に起こるっていうイメージがあれば、その時は現在進行形を使うこともあります。
最初の例文でもう一度考えてみると、I’m leaving Tokyo tomorrow.
この場合、本人はまだ東京にいるんですけど、明日のことなので東京を出発している自分が、現在進行形と同じくらい確実にイメージできてしまう。
その結果、明日っていう未来のことでも、現在進行形で表現している、ということになります。
このように、現在進行形が未来のことを表す、という文法事項に関しては、実は日本語でも同じである、ということに気づくと納得しやすいのでは、と思います。
<ラナ英会話10コースを受講した生徒インタビュー>
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