カランメソッドが「効果がある」以外に、多くの語学学校で採用されているもう一つの理由

 

カランメソッドは日本を含め世界中の多くの語学学校で採用されている英語教授法です。そしてその効果は「通常の4倍のスピードでケンブリッジ試験に合格できる」「4倍速で英語脳になる」といわれています。それだけ効果が高く、また効果が実証されているからこそ、このメソッドが多くの学校で行われているのだと思います。

 

しかし私は、多くの学校がカランメソッドを採用するのにはもう1つの特徴的な理由があると思っています。

 

それは「講師のトレーニングが簡単である」ということです。

 

 

どういうことかというと、カランメソッドのレッスンの中で講師は基本的に2つのことしかしません。

 

①生徒に英語で2回質問を繰り返す

 

②生徒の間違えを訂正して言い直す

 

レッスン中はひたすらこれを繰り返す感じです。なので基本的に英語が話せるネイティブなら誰でもすぐに教え始めることができます。レッスンの進め方は90%くらいはもう決まってしまっているので、講師間のレベルの差もあまり生まれないでしょう。

カランメソッドを教える講師というのは「学校の先生」というより「ジムのトレーナー」といった感じです。

 

普通は講師というのはその経験や性格によって、レベルや生徒からの人気に差ができてしまいます。自然と、教え方の上手な人と、そうでない人というのは生まれてしまいます。だから学校側も講師の採用や指導に時間をかけるわけです。

 

しかしカランメソッドは教え方は技術的には簡単で誰が教えてもそんなに差が生まれないので、学校側としては都合がいいのだと思います。

 

(教え方は技術的には簡単と書きましたが、講師は質問を続けるので体力的には大変だと思います。喉とかすぐに痛くなるでしょうしレッスンの後はかなり疲れると思いますね。)

 

私もカランメソッドのレッスンを担当してもらった講師とはほとんどおしゃべりみたいなものはなく淡々とレッスンを進めていましたね。もちろんカランメソッドのレッスンをたくさん受けたかったのでそれで全然文句はありませんでしたが。