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私がシャドーイングを生徒におすすめしないたった1つの理由

 

英語の聞こえ方が突然変わった瞬間の感想

30代女性 TOEIC780点

「英語が気持ち悪いくらい聞こえます(笑)」

 

▪多くの生徒さんが挑戦する勉強法「シャドーイング」

 

ラナ英会話ではレッスンの最初に、リスニングのためにどのような勉強をしていますか?と聞くようにしています。そうすると「シャドーイングをやっていました...」と言われる生徒さんが多いです。

 

 

ただ、効果はどうでしたか?と聞くと、答えはだいたい「効果はよく分からないです...」「やってはいるのですが、正しくできているのかよく分からなくて」という生徒さんが多いですね。

 

 

▪同時通訳者になるためのトレーニング法!?

 

 以前の記事「挫折した英語勉強法 第2位」でも書いたのですが、シャドーイングというのは、もともとかなり高いレベルの英語力を持った「同時通訳者を目指す方」のためのトレーニング法として広く行われているんですね。つまり、そもそもが英語を聞くことはできる、というレベルの人がやるべきトレーニング法といえるんですね。

 

 

多くの生徒さんが「難しいなぁ」「上手くできないんですよね...」という感想を持つのも当然なわけです。

 

 

なので私は生徒さんが、例えばTOEICで900点くらいあっても、「シャドーイングはできなくてもいいし、今後もやらなくていいんじゃないですか」と言っています。

 

 

それはなぜかというと、私自身が日本語でもシャドーイングできないから、です。

  

 

▪日本語でもシャドーイングは難しい!?

 

英語のシャドーイングがなかなかうまくできない、と悩んでいる方は多いと思うのですが、そういった方の中で、日本語でシャドーイングをしてみたことがある方はいますでしょうか?やったことがない、という方はぜひ一度やってみてもらいたいのですが、たぶん上手くできないと思うんですよね。

  

 

テレビのニュースやトーク番組を画面を見ないでやってみるといいと思います。やはり日本語でも耳で聞きながら話すというのはかなり難しいです。ニュースや天気予報はある程度決まり文句というか、言い方が決まっているのでトーク番組よりはシャドーイングがしやすいかもしれませんが。

 

 

私も最初にチャレンジしたときはあまりにもできなくて驚きました。なんの不自由もなく使っている日本語なのだから簡単かと思ったら、全然そんなことないんですね。

 

 

つまり、これだけ自由に使っている日本語でさえシャドーイングをするのは難しいのだから、英語ではできるようにならなくてもいいんじゃないかな、と思いあまり生徒には勧めていないんですね。

 


 

英語の聞こえ方が突然変わった瞬間について

30代女性 TOEIC820点