※この生徒さんが初回に受講されたのが、上記の「ストアカ初回レッスン」になります
A.Sさん 都立高校3年 女性
彼女がラナ英会話に来てくれたのは英検準1級の試験の約2週間前でした。当時は合格点まで100点ほど足りない、という状況でしたのでそこから過去問をやっている時間はないと感じました。
短期間で英語を聞こえるようにする必要があるため、10回コースを受講してもらいました。その結果インタビューにあるように英語の聞こえ方が変わり、自信をもった状態で本番の試験に臨むことができたと思います。
無事に英検準1級に合格し、その後は千葉大学国際教養学部にも合格し進学しています。
・レッスン開始時の状況
英検準1級があると大学入試に置いて外国語科目の試験が免除されるところも考えているので、どうしても最後のチャンスである今回合格したいという状況でした。その時点で合格まで100点ほどたりない状態でした。
英検の対策というと市販の単語集で単語を暗記したり、文法の復習をしたり、過去問を繰り返すことが一般的ではないでしょうか。しかし、来てくれた時にはすでに試験の2週間前です。
いまさら過去問のリスニングをして間違えた部分を解説したりしてもそれほど効果はないだろうと思ったので、リスニング、文法、発音の全部をまとめて10回のコースを受けてもらいました。
まず苦手にしているリスニングからということで、①シラブルのリズムに注意した音読のレッスン、そしてその後に②CNNニュースを使ったレッスンを行いました。
結果としては①②どちらもとても効果があり、その内容はYouTubeの中にあります。その後同じように文法、発音レッスンも受けてもらいました。そして無事に英検準1級に無事に合格できました。
・インタビュー内容
ーー今回は千葉大学国際教養学部の合格おめでとうございます。あと去年の10月には英検準1級にも合格していましたね。
千葉大学の入試では英検準1級を持っていることによって二次試験の英語が満点扱いだったので、直前には英語以外の科目に集中して勉強することができました。
二次は配点が合計900点でそのうち英語の300点が満点なので、かなり精神的にも落ち着いて試験を受けることができました。
なので英検準1級に合格しておいて本当によかったなと思います。
ーーSさんが私のリスニング講座を受けてくれたのは英検準一級の直前でしたね。 それまでにも英検2級には合格していましたし英語は得意だったと思います。 そういった状態でも英検準1級のリスニングに関して不安や苦手に感じていたのはどのようなことでしたか?
やっぱり英検準1級のリスニングでは英文のスピードが速いと感じていました。
流れてくる英文にどんどんついていけなくなって、そして途中で理解できなくなってしまうので、その点をなんとか克服したいと思っていました。
ーーそれまで自分ではどの様な勉強法をしていましたか?
高校で与えられた教材を使って家でも勉強をしていました。大問を1、2個を聞いてその答え合わせをして、そのあとその英文を音声に合わせて音読したりしていました。
音読の練習はかなりやっていたんですけど、それでも英文のつながっている部分がよく聞こえなかったりして点数も伸びませんでした。
ーー「音読」というのはとても効果的で良い勉強方法だと言われていますよね。私も高校生の頃とかよくやっていました。
王道の勉強法って感じですよね。
学校の先生からも音読をするといいよ、と言われてやっていたんですけど途中から思うように点数が伸びなくなってしまって。
高校受験とかまでは音読することによって英語が聞きやすくなって良く理解できていたんです。でもだんだんレベルが上がってきて、英検準1級や大学受験レベルになるとそれだけでは対応できなくなってしまって。
ーー音読も大事な勉強方法ではあるけれど決してそれだけでOK、というわけではないんですよね。
音読をしてもなかなか効果がない場合に、さらに音読の量を増やす、という方法をとる人もいるんだけど、それはなかなか辛いですよね。
Sさんの場合、その音読の練習でで壁にぶつかっているときに私のリスニング講座を受けにきてくれたわけですね。
このリスニング講座を受けるまでに「シラブル」、「音節」、という言葉は知っていました?
シラブルは知らなかったんですが音節という言葉は知っていました。学校でアクセントの問題などで、この単語は何音節だからどこにアクセントがある、とか。
でもあくまで文法の問題の一部として知っているだけでした。なので自分が発音したりリスニングをするときにシラブルを気にしたことはありませんでした。
ーーレッスンではまずシラブルに注意した音読(練習①)をしてもらいました。 最初は変なことをやらされているな、とか思いませんでした(笑)?
はい、どういう意味があるんだろうって思いました(笑)。
でもやってください、と言われたので何か意味があるのかなぁと思いながらやりました。
ーーそうですよね、こんな練習は多分初めてですもんね。 聞いた英文はTOEICのパート1の短い文章でしたが練習の前後で聞こえ方は変わりました?
効果はすぐに分かりました。
英文はつながっているのに自分が聞きたい単語は勝手に浮かんでくるような感じです。聞こうとしていないのに勝手に聞こえるっていうか。
ぼーっと聞いてるだけで音が頭に入ってくるイメージです。
それで話し手の言いたいことも自然に分かる感じでした。理解しようと無理をしなくても自然と英文の意味が分かるっていう。
ーー反対にそれまでの英語の聞き方はどうでした?
聞こう聞こう、と必死でした。どういう事について言っているんだろうって頑張って聞こうとしている感じでした。でもそうすると途中で聞き飛ばす部分が必ずあって、記憶から消えてしまうことがよくありました。
この練習①を受けた後では英文が全部フラットに耳に入ってきて、「途中で聞き飛ばす」ということがなくなりました。
ーーそれまでは聞こうとしていたのに聞こえなくて、反対に聞こうとしないでリズムだけに注意したら英語がすんなり聞こえてきた、という感じでしょうか?
そんな感じです、言葉にするのが難しいんですけど(笑)。 とにかく自然に英語が聞こえるようになりました。
ーーそして練習①のあとに1分間CNNのニュースを聞いてもらいました。 このときはまだちょっと聞きづらかったと思うんですが。
そうですね、まだ聞きづらかったですね。長いし速いし、いつも家や学校で英語を聞いているときと同じように聞こえませんでした。
やっぱりニュースの英語は難しいなぁ、っていう。
ーーその後に練習②として〇〇〇を5分ほど聞いてもらいました。 (練習②)
「〇〇〇を聞いてください」と言われて、また変な練習だなと思いませんでしたか(笑)?
また変わった練習するなぁって思いました(笑)。
でも練習①が効果があったので、今回も何かあるのかな、と。ちょっとさっきよりは信頼してました。
ーーそして練習②のあと、もう一度さっきのニュースを聞いてもらいました。 ここでは英語の聞こえ方に変化はありました?
もう劇的でしたね、劇的に変わりました。なんていうかこう…すみません言葉ではうまく表現できないんですけど(笑)。
いきなりスーッと頭に英文が入ってきた感じです。
〇〇〇 (練習②の音声) を聞いているときはとにかく音の変化や音の強弱だけを意識して聞き取ろうとしていました。それで英語に戻ったときにリズムをとるのが楽になって聞きやすくなったんだと思います。
あまりにもハッキリ聞こえるのであのとき「これ同じ英文ですか?速度を遅くしていますか?」と聞きましたよね。
ーーそうでしたね。でも最初に聞いてもらったのと同じ英文だし、速度も変えてないんですよね。
ニュースの英語がゆっくりに聞こえました?
はい、同じ英文のはずなのに、すごくゆっくりに聞こえました。
今思うと、1シラブルをきちんと1つのかたまりとして聞くことができるようになった、というのもゆっくりに聞こえた原因かなと思います。
ーーもう一つの効果として「英語を聞いていても疲れなくなった」ということはありませんでした?
それもありました。最後は9分くらいずっとCNNのニュースを聞いていたのに1、2分に感じました。なんだか好きな音楽を聴いている感じなので全然辛くないし。
ーー最初にCNNのニュースを聞いたときはどうでした?
早く終わらないかなと思ってました(笑)。1分でも長いなぁ、と。
最初は知っている単語があったので内容を知ろうと頑張ったんですけど、だんだん分からなくなってきたのでもうこれ以上聞いても分かんないや、と思って。
もう聞くの嫌だなぁ、早く終わらないかなぁって思ってました。
そうなるともう知っているはずの単語ですら聞こえなくなってしまって。脳が理解しようとするのを諦めてしまう感じでしたね。
ーーそれが練習②のあとはニュースの英語を聞くのもそんなに嫌ではなくなった感じですかね。
聞き取れる単語の数も増えたのでもっと聞きたいな、と思いました。
ーーもちろん魔法ではないので意味を知らない単語の意味まで分かるわけではないですけどね。音としてしっかり聞き取れることが大事なので意味は分からなくても大丈夫で。
今までは分からない単語があった時に意味を想像しょうとしていたんですね、英語の長文を読むときのように。でもこの練習を行った後は無理して意味を想像しなくても英語を聞いていられました。
ーーこのリスニング講座を受けてから自宅での学習方法などは変わりましたか?
リスニングの勉強ををするときには、最初は意味を理解しようとするのではなくて、リズムだけをとろうとして聞くようにしました。どの部分を強く読んでいるのか、とかですね。
テキストを見ないでリズムだけをとろうとして聞いてから問題を解くようにしたら結果的に点数も上がりました。
音読の練習も継続してやっていたんですけど、それまでは教材の音声をまねして英文を読んでいました。それをシラブルのリズムを意識して音読するようにしました。そうすると音のつながりなどが自然と理解できるようになりました。
あと通学時に練習②で使った音声を毎日聞いて耳が慣れるようにしました。
やっぱりリズムをとれるようになることが一番大事だなと思って。
リズムをとることが重要ってことをもっと早くに知っていたらな、と思いました。今まではちょっと無駄な勉強をしていたのかなって。
リスニング対策はもうこの方法だけでいいんじゃないかと思えました。
ーー一般的にリスニングの勉強というと、英語をたくさん聞く、たくさん音読する、たくさん単語を覚える、といった感じで量が重要視されている部分が大きいと思うんですよね。
真面目な生徒ほど、それで効果がない場合はさらにたくさん聞いて…みたいな。
ネットでどうやったらリスニングが上がるのかを調べたりもしたんですけど、だいたい同じことが書かれていて。どれをやってみてもあまり効果がなくて。
ーーちなみにどんなことが書かれてました?
毎日必ず英語を聞くようにする、たくさん音読する、あとはディクテーションとかですね。
ーーディクテーションもやってみたんですね。方法とあと効果はどうでした?
一度解いた問題の英文をディクテーションするようにしていました。書いてみることによって英文のつながりや、言っている内容がよく分かるようにはなりましたね。ただそれが次に生かされない感じでした。
ディクテーションした英文は聞こえるようになっても別の英文になると全然きこえない、みたいな。
反対にリズムやシラブルを意識した勉強ではできるようになったことが次に生かされる感じでした。
ーーまたディクテーションは時間がかかる勉強法ですよね。
毎日どれだけ英語を聞いているんだろうって思ってました。ほんの少しの英文をディクテーションするだけで1時間かかってしまったり。
あと何回聞いても聞き取れない部分が出てくるんですよね。絶対にこんなこと言ってないし、っていう。
そんなときは、「このナレーターさんは自分には合わないなぁ」なんて思ってました(笑)。
またこのレッスンの中で基本的な単語の正しい発音を教えていただいたじゃないですか?
ーー例えば何でしたっけ?
himとかherとか。
そういった基本的な単語の発音が分かったことによってリスニングがかなり楽になりました。
英語がつながって聞こえない部分があっても気にならなくなりました、「だって言ってないし」っていう。
ーーそうなんですよね。himとかher、前置詞のofとか本当に基本的な単語であっても、正しい発音方法が知られていないことって多いんですよね。
もうちょっと早くこのことを知りたかったです。学校でも教えて欲しいなと思いました。
【実体験】カランメソッドを毎日2時間×1ヶ月間 効果がなかった理由!
私は2ヶ月間のフィリピン留学中、ほとんど毎日2時間カランメソッドのレッスンをしていました。しかし結局スピーキングの能力にはほとんど変化がありませんでした。それは、カランメソッドのトレーニングにおいて「やってはいけないこと」をしていたからでした、、、
TOEICで900点ぐらいの生徒さんから「今後はどういった教材を使っていったらいいですか?」という質問をよく受けます。その場合私は、「アニメのおさるのジョージがいいと思いますよ」なぜ「おさるのジョージ」をすすめるのか?その理由とは。
シャドーイングはよく知られており、リスニングに効果的な英語学習法と言われていますが、私はあまり生徒に勧めてはいません。無理してやらなくていいんじゃないですか、という感じです。なぜ私が生徒にシャドーイングを勧めないのか?そのたった1つの理由とは、、、
コメントをお書きください