■最高のテキストは人それぞれ?
ラナ英会話のレッスンは基本的に10回で完結してしまうため、生徒から「今後どんな教材を使って英語のリスニングを勉強していったらいいですか?」という質問をよく受けます。
私は「本人が好きで、やる気の出るもの」が結局一番いい教材なのでは、と思っています。学生さんなら受験の教材でいいでしょうし、会社でTOEICを受けなくてはいけないという人はそのテキストでいいでしょう。ニュースを教材にしてもいいかもしれません。
好きな海外のドラマがあればそれを見るのもいいでしょう。英語を聞くこと自体が少しでも楽しい、もしくは苦痛ではないということが大事な部分だと思っているからです。
それでも最近TOEIC940点くらいの生徒さんから、今後どのような教材を使ってリスニングしていけばいいですか?と聞かれたときに私はこの教材をおすすめしました。
持ってるDVDの写真撮りました(^^;
■TOEIC940点の生徒に勧めたDVD教材とは?
私がTOEIC940点の生徒さんに勧めた教材、それは「おさるのジョージのDVD」でした!
おさるのジョージだなんて、ちょっとバカにしてるの!思う方もいらっしゃるかもしれません。しかしYouTubeにオフィシャルページがあり動画がアップされているので、ちょっと見てみてください。けっこう手ごわいと思うはずです。
おさるのジョージはご存じの方も多いのではないでしょうか?NHKでも「ひとまねこざる」という題名で放送していますね。英語のアニメは他にもたくさんあるのですが、私は下記の点でおさるのジョージが英語学習に適していると思っています。
■おさるのジョージが英語学習に向いている点
①難しい単語がほとんど出てこない
やはり幼児、子供向けのアニメなので政治経済を含め難しい単語は出てきません。たまに「夜行性 nocturnal」みたいな言葉がでてくると、ジョージが分からないので大人が簡単な言葉で言い換えてくれたりします。
②アメリカの歴史や文化、ブラックジョークが分からなくても大丈夫
これもやはり幼児、子供向けのアニメだからですね。セリフがとても素直で理解しやすいです。登場人物が基本的にジョージに話しかけるので、子供と話す感じになっているんですね。
③視聴しやすくスクリプトが手に入りやすい
DVDも手に入りやすいですし、Hulu、アマゾンプライムなどでも字幕付きで見れますね。スクリプトも画面で正確なものが見れます。スクリプトを別に印刷したり用意しなくても大丈夫です。
④キャラクターの声にクセがなく他のアニメに比べてリスニングしやすい
キャラクターがそれほど個性的でないのでセリフが聞き取りやすいです。この点スポンジボブは面白いのですが、その分しゃべり方に特徴があって聞きづらい部分があるかもしれません。
セリフの内容は平易ですがスピードは自然ですのでTOEICより速く感じるかもしれません。またスペイン語訛りやイタリア語訛りの英語を話すキャラクターも出てきます。このあたりも現代のアニメらしいですね。
このように「おさるのジョージ」はTOEIC900点くらいの生徒さんにも本当におすすめです。このアニメが1回で100%聞こえるようになれば、日常英会話はほとんど問題がないんじゃないかと思いますね。
上記の初回講座の後にラナ英会話10回コースの中で行っている、「45秒の音読で英語の聞こえ方が変わる・リスニング矯正講座」を受講していただいた生徒さんのインタビューです。
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