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カランメソッドとサイクルラーニングメソッドの違い、効果があったのはどっち?

 

7年前のフィリピン留学時に私は最初の1か月間、ストーリーシェアという語学学校に滞在していました。当時からフィリピンには語学学校がたくさんありました。その中でこの学校を選んだ理由は「サイクルラーニングメソッド (CLメソッド) 」というこの学校独自のレッスンに興味を持ったからでした。

 

 それまではカランメソッドを受けるつもりでいたのですが、ネットで調べるとCLメソッドはカランメソッドに近いように感じました。「同じ文章を何度も繰返すことによって身につける」という点もいいな、と思いました。しかも日本人の講師が作ったテキストだから自分にも合ってるんじゃないかと思い、CLメソッドのレッスンを受けることに決めました。

 

 ストーリーシェアのレッスンはCLメソッドのテキストだけではなくて、他にもいくつかの種類のテキストを使ったレッスンがありました。普通はいくつかのテキストを同時に使うのですが、私は全てのレッスンをCLメソッドのテキストだけにして進めていました。最初はSIDE BY SIDEというテキストも使ったのですが、なんか合わないなぁと思って途中で辞めてしまいましたね。

 

 その後EBという語学学校に移動して、そこではカランメソッドのレッスンだけを受けました。そこで分かったCLメソッドとカランメソッドのテキストの違いと共通点はこんな感じです。ちなみに7年前のことなのでCLメソッドのテキストは現在はさらに改良されているんじゃないかなと思いますね。

 

 

 CLメソッドのテキスト

・同じ例文を数回に分けて出てきて覚えやすくなっている。

・文法事項など分かりにくいところは日本語で解説がある。

 

 

 カランメソッドのテキスト

・基本的に同じ例文は出てこない。

・日本語の解説はなく、文法の説明なども特にない。

 

 

 共通点

・講師よりも生徒に多く話させるようにしている。

 

 

 大事だと思ったのは、どちらのメソッドでも「生徒が強制的に英語を話さなくてはいけない」「講師ばかりが英語を話しっぱなしにならないようにしている」と点だと思います。

 

 よくあるのは、レッスン中に講師ばかりが英語で話していて、生徒はただそれを聞いているという状況です。これだとあまりレッスンの効果がないと思います。その点この2つのレッスンだと生徒は強制的に英語で答えないといけないので、他のレッスンより効果があるんじゃないかと思いますね。