――Iさんは海外に留学した経験があるということですが、いつ頃どこにいらっしゃったんですか?
高校を卒業したくらいから約3年ですね、アメリカのカリフォルニア州にいました。
ーー出発前の英語力はどのくらいでしたか?
大学受験のために英語を勉強したのと、その延長で少し英語の学校に通いました。それでその当時でアメリカの短大に入学できるレベルになっていました。当時はTOEFL450点が短大入学、500点が4年生大学入学の要件でした。
ーーそれでは現地の語学学校に入って、とかではなくて直接アメリカの短大に入学されたんですね。
そうなんです。ただ留学中に交通事故に遭ってしまって、それで留学期間が長くなってしまったんです。
ーー大学の授業のスケジュールはどんな感じだったんですか?
月曜日から金曜日までの朝から午後の3時くらいまでなので日本の大学と変わらないと思いますね。1日3~4コマくらいでした。
ーー留学中はどんな勉強をしていましたか?
とにかく英語を書くことが多かったです。英語をしゃべることはあまり必要ではなくて。
宿題などもとにかく、読んで書くの繰り返しでしたね。
なのでプレゼンテーションをしなくてはいけないときは大変でした。話すことを全部書いて、想定される質問に対する答えなども事前にしっかり考えておく必要がありましたね。
ーー海外に留学していると、「ある日突然英語が聞こえるようになった」とかはありました?
ある日突然に、ということはなかったですね。たぶん徐々にリスニングの能力は上がっていったのだとは思いますけど。
ーー留学から帰ってきてから英語の勉強は続けられていました?
仕事で使っていたくらいですね。メールのやり取りを英語ですることが多かったので、やはり書くことが多かったです。それでも英語力は少し足りない感じはありました。英語を速く書く必要もあったので。
ーーそして最近は再び大学を受験するということで英語の勉強を始めたんですね。
久しぶりに受験の英語の問題を解いてみたら、意外と手ごわいぞ、と思って(笑)
特に文法の細かい部分などは忘れていることが多かったです。
リスニングでも問題によっては聞き取りづらかったりすることもありました。
ーーそれでもう一度勉強し直そう、ということでラナ英会話の体験レッスンに来てくれたんですね。
そうですね。何かヒントになることがあれば、と思って。
リスニングを良くするためには発音練習が大事だ、ということは分かっていたんですね。それで自分で参考書を読んで勉強をしていたんですけど、そうすると参考書によって発音の仕方が違う場合があったりして、それで困っていましたね。どれを信じて、どう実践していけばいいのかがよく分からなくて。
ーー最初はスニングのトレーニング①をしましたね。少し変わった方法で音読をしましたが、変な練習だと思いませんでしたか?
思いました、変だなーって(笑)。あんな練習はしたことがなかったですし、シラブルとかも全然知りませんでした。ああいった発音の基本を教えてくれるクラスはアメリカの大学でもなかったですね。
ーー聞いてもらったのはTOEICの音声だったんですけど、レッスンの前後で聞こえ方に変化はありましたか?
そうですね、全然違いました。一つ一つの音がクリアに聞こえるというか、ゆっくりにも聞こえました。
それまでは漠然と聞こえていたんですよね。それで一つの単語が気になるとそこに気を取られて聞こえなくなることがよくあったんです。それがこのレッスンの後では英文がすんなり耳に入ってくるようになりました。ぼんやりしていた音がはっきり聞こえてくる感じでした。
ーー10回コースではCNNのニュースの英語を1分間聞いてもらいましたがどうでしたか?(リスニングトレーニング②)
ニュースの方は、「何を言っているんだろう?」、と凄い力を入れて集中して聞いたにもかかわらずあまり聞こえなかったです。
自分でも聞こえてない単語がたくさんあるな、と思いながら聞いてました。聞いていてもフラストレーションがたまるというか、そんな感じでしたね。
ーーそのあと僕があるアドバイスをしてから〇〇〇を5分ほど聞いてもらいました。それからもう一度同じCNNのニュースを聞いてもらいました。ここで何か変化はありました?
ありました、音が全部聞こえるようになりました。意味がわかるかどうか、ということではなくで、単語としての音がキャッチできるって感じです。
そうしたら自分が知っている単語の数も増えて、「そんなに難しいこと言ってないじゃん」って思えました。
ーーじゃあこの練習も効果があったということですね。
まだリスニング力を上げることができるんだ、って思えました。もうこれ以上リスニング能力を上げるのは無理かな、と思っていたんですね。でも他にも方法があって、この方法を習得すればさらに英語が聞こえるようになる、という道というか可能性が見えました。
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